【PPH】ニコ【期末試験】
✵パンセリノスホーク魔法学園【illust/54917373】
∟第五イベント‐期末試験【illust/61619091】
「まいった!迷ったな!これはとってもまずい!!!」
✵Nico Leygraf【illust/56439069】
スタート地点……②
錬金術学‐★★★★★
魔法薬学‐★★★★☆
魔鉱物学‐★★★★☆
専攻科目がそっくりそのまま得意科目です。
錬金術学が頭一つ抜きん出ている状態。
個人試験に関しては何も問題ありませんが、共同試験の方では集中力が欠けてしまうこともあるかもしれません。
(他生徒の魔法にきょうみしんしん)
鞄には沢山の薬品や様々な素材、色とりどりの鉱石類、お腹がすいた時のためのおやつ等、何でもかんでも詰め込まれています。
もしかしたら試験で必要なものがあったりなかったりするかもしれません。
何か欲しいものがあった場合、ご自由にご利用ください(?)
✵協力して試験に臨ませて頂きます…!
ディーター・オブストくん【illust/61772730】
右を見ても壁。左を見ても壁。更に言えば目の前に立ちはだかるのも壁。
今年は色んなことがあったけれど、正直に言って今回のこれは飛びぬけてクレイジーだ。
荷物は重いし足もつかれる。体力がないからちょっと走るだけで息が上がる。
俺はいまどのあたりにいるんだろう?この角は曲がったんだっけ?そうしてまた行き止まり。
とにかく前に進んではみるものの、変わらない景色はただただ不安にさせるばかりだ。
……格好悪いことこの上ないけれど、この時の俺はそれはもう心細くて仕方なかったのである。
懐中時計は始まった時より大分針を進めているし、おやつも水も着実に減ってきていたし。
走って、歩いて、止まって、それをひたすら繰り返す。
はじめは何かにつけて飛び出していた独り言も、暫く経てば、すっかり身を潜めてしまった。
だからそう、もうね、ほんと、色々ごめんねって。思いました。
何だか無性にへろへろで、殆ど半泣きみたいな状態で、やっと大きな場所に出ることができて、その姿をみとめたとき。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ディーーーーターーーー!!!」
自分が重い荷物を持っているのも、それなりに助走をつけて走っていることも、まったく頭から追い出して。
柔らかそうな黄色い頭めがけて、何も考えずに突っ込んでいった。
「ううううえええこんなんで恥ずかしいごめんねでも会えてよかったあああもう一生出られないと思ったああ……ハンカチありがとう……ぐす……」
「えっ、でもこの鞄重いよ?いいの?……え、えっと、へへ、じゃあ、こっちの綺麗な方持ってもらってもいいかな……」
水を貰って、顔を洗って、ハンカチも借りて、その上鞄まで持ってもらっちゃって。
迷惑かけたなあ、とか、早く大人っぽくなりたいなあ、とか、思うところが沢山ありすぎて。
中々ひかない照れくささを隠すように、いっぱい色んな話をした。
錬金術の話とか、この間の実験で変な生命体ができたこととか、学園都市の穴場の食堂の話とか、あと、錬金術の話とか。
ディーターは話を聞いてくれた。
たまに笑って、たまに驚いて、相槌を打ちながら、しっかりと俺の話を聞いてくれた。
軽くなった自分の肩と、さっぱりした自分の顔と、洗って返すからとポケットにいれたハンカチと、それから隣のディーターと、そのすべてをひとつひとつ噛みしめる。
くすぐったいなあ。
「ディーター……、うん、一緒に、頑張ろう。俺、道に迷うしなんかもう散々だけど。でも、一生懸命頑張るから!絶対迷路抜けて……、そうだ、この後ご飯食べに行こうよ。さっき言ってたところ。本当においしいんだ、ね!」
***
きらきらした鉱石の種と、怪しげな薬品と、沢山の薬草たち。
ディーターが教えてくれた今回の試験問題は、思った以上に強敵のようである。
この種を育てるためには何が必要なんだろう?
そもそも鉱石の種類は?魔力伝導率は?植物との融合率は?
ベースの植物は何だろう。薬草にも薬品にも限りはあるから、配分を考えないと。
考えることはこれ以外にも、まだまだ山のようにある。
ディーターは年上で、俺のタックルを避けないでくれるくらいには優しくて、迷子防止の工夫をしていたり、頼りになるところもあって、その落ち着いている雰囲気は、実はすこし憧れだ。
対して俺は子供っぽいし、迷子になるし、うるさいし、ちょっと、いやかなり、欠点が多いし、……やっぱりこどもでしかない。
でも。……そんな俺でも、やっぱり俺は、先輩なのだ。
情けない姿を晒しても、どれだけ自分がこどもでも。
だから!俺は、頑張るよ!
少しでもディーターの力になれるように。
この試験を無事に突破するために。
どうにかして。……どうにかして、とにかく沢山、頑張って、約束のご飯を食べるのだ!
隣で笑うディーターは、俺の友達なんだけど。
そうしているのを見ると、アルタイルさんが頭にちらついてくる。
何でだろう?って思って、ちょっと悩んで、……そしたら割とすぐに答えが出た。
「……うへへ、なんか、ディーター、俺のお兄ちゃんみたい」
✵申請について
助け合い関係、またはそれに準ずるような関係を募集致します。
学科・年齢・種族の違いや、これまで全く関わりのなかった方、どんな方でも歓迎です。
もし有り難くも申請を頂けた場合、即日~3日でのお返事を心がけております。
3日を過ぎても返事がなかった場合は、お手数ですが再送して頂けますと幸いです。
(キャプション編集中...)
∟第五イベント‐期末試験【illust/61619091】
「まいった!迷ったな!これはとってもまずい!!!」
✵Nico Leygraf【illust/56439069】
スタート地点……②
錬金術学‐★★★★★
魔法薬学‐★★★★☆
魔鉱物学‐★★★★☆
専攻科目がそっくりそのまま得意科目です。
錬金術学が頭一つ抜きん出ている状態。
個人試験に関しては何も問題ありませんが、共同試験の方では集中力が欠けてしまうこともあるかもしれません。
(他生徒の魔法にきょうみしんしん)
鞄には沢山の薬品や様々な素材、色とりどりの鉱石類、お腹がすいた時のためのおやつ等、何でもかんでも詰め込まれています。
もしかしたら試験で必要なものがあったりなかったりするかもしれません。
何か欲しいものがあった場合、ご自由にご利用ください(?)
✵協力して試験に臨ませて頂きます…!
ディーター・オブストくん【illust/61772730】
右を見ても壁。左を見ても壁。更に言えば目の前に立ちはだかるのも壁。
今年は色んなことがあったけれど、正直に言って今回のこれは飛びぬけてクレイジーだ。
荷物は重いし足もつかれる。体力がないからちょっと走るだけで息が上がる。
俺はいまどのあたりにいるんだろう?この角は曲がったんだっけ?そうしてまた行き止まり。
とにかく前に進んではみるものの、変わらない景色はただただ不安にさせるばかりだ。
……格好悪いことこの上ないけれど、この時の俺はそれはもう心細くて仕方なかったのである。
懐中時計は始まった時より大分針を進めているし、おやつも水も着実に減ってきていたし。
走って、歩いて、止まって、それをひたすら繰り返す。
はじめは何かにつけて飛び出していた独り言も、暫く経てば、すっかり身を潜めてしまった。
だからそう、もうね、ほんと、色々ごめんねって。思いました。
何だか無性にへろへろで、殆ど半泣きみたいな状態で、やっと大きな場所に出ることができて、その姿をみとめたとき。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ディーーーーターーーー!!!」
自分が重い荷物を持っているのも、それなりに助走をつけて走っていることも、まったく頭から追い出して。
柔らかそうな黄色い頭めがけて、何も考えずに突っ込んでいった。
「ううううえええこんなんで恥ずかしいごめんねでも会えてよかったあああもう一生出られないと思ったああ……ハンカチありがとう……ぐす……」
「えっ、でもこの鞄重いよ?いいの?……え、えっと、へへ、じゃあ、こっちの綺麗な方持ってもらってもいいかな……」
水を貰って、顔を洗って、ハンカチも借りて、その上鞄まで持ってもらっちゃって。
迷惑かけたなあ、とか、早く大人っぽくなりたいなあ、とか、思うところが沢山ありすぎて。
中々ひかない照れくささを隠すように、いっぱい色んな話をした。
錬金術の話とか、この間の実験で変な生命体ができたこととか、学園都市の穴場の食堂の話とか、あと、錬金術の話とか。
ディーターは話を聞いてくれた。
たまに笑って、たまに驚いて、相槌を打ちながら、しっかりと俺の話を聞いてくれた。
軽くなった自分の肩と、さっぱりした自分の顔と、洗って返すからとポケットにいれたハンカチと、それから隣のディーターと、そのすべてをひとつひとつ噛みしめる。
くすぐったいなあ。
「ディーター……、うん、一緒に、頑張ろう。俺、道に迷うしなんかもう散々だけど。でも、一生懸命頑張るから!絶対迷路抜けて……、そうだ、この後ご飯食べに行こうよ。さっき言ってたところ。本当においしいんだ、ね!」
***
きらきらした鉱石の種と、怪しげな薬品と、沢山の薬草たち。
ディーターが教えてくれた今回の試験問題は、思った以上に強敵のようである。
この種を育てるためには何が必要なんだろう?
そもそも鉱石の種類は?魔力伝導率は?植物との融合率は?
ベースの植物は何だろう。薬草にも薬品にも限りはあるから、配分を考えないと。
考えることはこれ以外にも、まだまだ山のようにある。
ディーターは年上で、俺のタックルを避けないでくれるくらいには優しくて、迷子防止の工夫をしていたり、頼りになるところもあって、その落ち着いている雰囲気は、実はすこし憧れだ。
対して俺は子供っぽいし、迷子になるし、うるさいし、ちょっと、いやかなり、欠点が多いし、……やっぱりこどもでしかない。
でも。……そんな俺でも、やっぱり俺は、先輩なのだ。
情けない姿を晒しても、どれだけ自分がこどもでも。
だから!俺は、頑張るよ!
少しでもディーターの力になれるように。
この試験を無事に突破するために。
どうにかして。……どうにかして、とにかく沢山、頑張って、約束のご飯を食べるのだ!
隣で笑うディーターは、俺の友達なんだけど。
そうしているのを見ると、アルタイルさんが頭にちらついてくる。
何でだろう?って思って、ちょっと悩んで、……そしたら割とすぐに答えが出た。
「……うへへ、なんか、ディーター、俺のお兄ちゃんみたい」
✵申請について
助け合い関係、またはそれに準ずるような関係を募集致します。
学科・年齢・種族の違いや、これまで全く関わりのなかった方、どんな方でも歓迎です。
もし有り難くも申請を頂けた場合、即日~3日でのお返事を心がけております。
3日を過ぎても返事がなかった場合は、お手数ですが再送して頂けますと幸いです。
(キャプション編集中...)
あすま
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