きみの顔が見たくて

カタンと小さな物音に意識が覚醒する。
寝ぼけ目を擦りながら襖の方を見ると、鶴丸が入室してきたところだった。
「鶴丸おはよ。朝早くからどうしたの?」
「おはよう。なに、きみがいた時代では令和という新しい年を迎えたそうじゃないか。せっかくの新しい朝に真っ先にきみの顔がみたくてな。」
そう言って鶴丸は優しそうな笑みを浮かべ、暫く私の顔を見つめていた。
あまりに甘い眼差しを送り続けられて、照れてしまい思わず俯くと、鶴丸はクスリと笑い
「俺はそろそろ広間に向かう。きみも朝餉に遅れないように準備するんだぜ」
と言い、襖に手をかけた。
出ていく直前に鶴丸はもう一度振り返り、ふわりと花開くような笑みを浮かべてから颯爽と広間へと歩いていったのだった。

とかいう朝が来たらいいのになーーーーーーーーとか妄想してみたり
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2019-05-01 00:35
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