web再録|カゲプロ没考察アンソロジー寄稿作品
2019年3月10日発行の、カゲロウプロジェクト没考察アンソロジー『sunset contemplation』に寄稿させていただいた作品のweb再録です。
初めてのアンソロジー参加、そしてカゲロウプロジェクトの考察や解釈をメインとしたテーマであることから、意気込んで取り組みました。
お誘いいただき本当にありがとうございました!
この作品の没理由は「シンタローが自分のエゴで世界を巻き戻すことはないだろう」という考えからです。
シンタローは物語全体を通して、他人のために躊躇いなく何かを行える人だと感じています。
もしくは、自分が犠牲となることに一切の躊躇いがないのか。彼は殺されるというより、死ににいくという表現が個人的にしっくりきます。
そんな彼が「メカクシ団という友人たちが消えたのに、自分にはもう主人公格の力はないのに、目の能力のせいでいつまでも過去に捕らわれているから、楽しかったあの日々に戻ろう」という考えに至るかは微妙かな……と思い、没にしました。もちろん可能性のひとつとして想像できることだったので、アンソロジーのお誘いを期にこうして形にいたしました。
以下、本作品内において参照した原作のシーンと、解釈を補足としてまとめました。
※記載した内容は事実ではなく、あくまで一人の読者の一意見・考察として捉えてください。
〈参照した原作のシーンと、解釈と没理由〉
●冒頭 エネの消滅、序盤 モモの消滅
《参照元:コミックス12巻60話「REDⅢ」》
シンタローがエネとともに昏睡状態の貴音の部屋へ辿り着き、その後エネが消滅したシーン。
ここでエネは「私の「願い」は叶ってる」、「「逃げ続けた人生」にきっと意味を見つけられた」と笑顔でシンタローに語りかけている。
このことから、能力者の蛇は命の代わりであると同時にそれぞれの願いが形になったもので、彼らが共に過ごす上で蛇の必要がなくなった時(≒願いの消失)、蛇が消えると解釈した。
【没理由】
まだはっきりと能力や蛇の「終わり」についてのシーンが描かれていないため没というより保留。
また、コミックス13巻の登場人物紹介のエネの項目にて、消滅の理由が「…自身と遥の気持ちをシンタローに託し、貴音の死亡とともに消滅。」と記載されている。
この情報を確かなものとするならば、「蛇が必要なくなったことで消滅する」という考察は当てはまらないものとなり、没考察となる。
●序盤 シンタローの勉強シーン、「シンタローは賢いから大丈夫」、「知らないんだ」
《参照元:各ルートのシンタローの賢さ・器用さについての描写、『目に焼き付ける蛇』の存在》
シンタローは透明アンサーや各ルートの過去回想で器用で優れた知性を持つ描写がなされている(それ故に世界がつまらないと感じており、性格がひねくれていると捉えている)。
しかし、彼には「すべての出来事を記憶に焼き付ける」という目に『焼き付ける』能力が備わっている。
彼の賢さが、これまでの数え切れない量のループにより無意識に様々な知識・経験を記憶したことで、
次のルートに行くたびにその蓄積により最善を導き出せるようになっているとすれば、その賢さは彼に本来備わるものではなく、蛇によるものだと考えた。
【没理由】
コミック13巻65話「イマジナリーリロードⅡ」にて焼き付ける蛇が備わっていない状態のシンタローでも、(その時点での)最善策を導き出していたので、蛇が理由とは考えにくい。
また、同じくコミックスで蛇が備わっていない状態の過去の回想(59話「REDⅡ」)で、シンタローの勉強シーンや「お兄ちゃんなにやってもモモより上手だもん」とモモが発言していることも裏付ける理由となる。
この作品を描いた時点ではまだコミックスの最終話と最終巻のエピローグは発表されていなかったので、現在結果的に没になったという部分。
●中盤 マリーのアザミ化
《参照元:覚醒後のマリーの髪色の変化》
団員たちが死ぬことで団員の命の代わりとなっていた蛇が抜けると、女王であるマリーの元へと帰る。
蛇が一定数マリーの体内へ戻ると、マリーは頬に蛇の鱗が浮き、髪が短くなり、髪色は毛先から徐々に黒く変化していく。
このことから、マリーのもとに蛇が集まるほどにメデューサ化、つまりアザミの姿に近づくのではないかと考えた。
(髪を長く描写したのは、アザミ化をわかりやすく描写したかったため。)
なお「シンタローがアザミをバケモノだっていって怒ったことがあったでしょう?」というセリフは、小説4巻「チルドレンレコードⅤ」の冒頭のシーンを参照している。
【没理由】
蛇が全て揃った状態のマリーの描写はされていないため、没というより保留。
初めてのアンソロジー参加、そしてカゲロウプロジェクトの考察や解釈をメインとしたテーマであることから、意気込んで取り組みました。
お誘いいただき本当にありがとうございました!
この作品の没理由は「シンタローが自分のエゴで世界を巻き戻すことはないだろう」という考えからです。
シンタローは物語全体を通して、他人のために躊躇いなく何かを行える人だと感じています。
もしくは、自分が犠牲となることに一切の躊躇いがないのか。彼は殺されるというより、死ににいくという表現が個人的にしっくりきます。
そんな彼が「メカクシ団という友人たちが消えたのに、自分にはもう主人公格の力はないのに、目の能力のせいでいつまでも過去に捕らわれているから、楽しかったあの日々に戻ろう」という考えに至るかは微妙かな……と思い、没にしました。もちろん可能性のひとつとして想像できることだったので、アンソロジーのお誘いを期にこうして形にいたしました。
以下、本作品内において参照した原作のシーンと、解釈を補足としてまとめました。
※記載した内容は事実ではなく、あくまで一人の読者の一意見・考察として捉えてください。
〈参照した原作のシーンと、解釈と没理由〉
●冒頭 エネの消滅、序盤 モモの消滅
《参照元:コミックス12巻60話「REDⅢ」》
シンタローがエネとともに昏睡状態の貴音の部屋へ辿り着き、その後エネが消滅したシーン。
ここでエネは「私の「願い」は叶ってる」、「「逃げ続けた人生」にきっと意味を見つけられた」と笑顔でシンタローに語りかけている。
このことから、能力者の蛇は命の代わりであると同時にそれぞれの願いが形になったもので、彼らが共に過ごす上で蛇の必要がなくなった時(≒願いの消失)、蛇が消えると解釈した。
【没理由】
まだはっきりと能力や蛇の「終わり」についてのシーンが描かれていないため没というより保留。
また、コミックス13巻の登場人物紹介のエネの項目にて、消滅の理由が「…自身と遥の気持ちをシンタローに託し、貴音の死亡とともに消滅。」と記載されている。
この情報を確かなものとするならば、「蛇が必要なくなったことで消滅する」という考察は当てはまらないものとなり、没考察となる。
●序盤 シンタローの勉強シーン、「シンタローは賢いから大丈夫」、「知らないんだ」
《参照元:各ルートのシンタローの賢さ・器用さについての描写、『目に焼き付ける蛇』の存在》
シンタローは透明アンサーや各ルートの過去回想で器用で優れた知性を持つ描写がなされている(それ故に世界がつまらないと感じており、性格がひねくれていると捉えている)。
しかし、彼には「すべての出来事を記憶に焼き付ける」という目に『焼き付ける』能力が備わっている。
彼の賢さが、これまでの数え切れない量のループにより無意識に様々な知識・経験を記憶したことで、
次のルートに行くたびにその蓄積により最善を導き出せるようになっているとすれば、その賢さは彼に本来備わるものではなく、蛇によるものだと考えた。
【没理由】
コミック13巻65話「イマジナリーリロードⅡ」にて焼き付ける蛇が備わっていない状態のシンタローでも、(その時点での)最善策を導き出していたので、蛇が理由とは考えにくい。
また、同じくコミックスで蛇が備わっていない状態の過去の回想(59話「REDⅡ」)で、シンタローの勉強シーンや「お兄ちゃんなにやってもモモより上手だもん」とモモが発言していることも裏付ける理由となる。
この作品を描いた時点ではまだコミックスの最終話と最終巻のエピローグは発表されていなかったので、現在結果的に没になったという部分。
●中盤 マリーのアザミ化
《参照元:覚醒後のマリーの髪色の変化》
団員たちが死ぬことで団員の命の代わりとなっていた蛇が抜けると、女王であるマリーの元へと帰る。
蛇が一定数マリーの体内へ戻ると、マリーは頬に蛇の鱗が浮き、髪が短くなり、髪色は毛先から徐々に黒く変化していく。
このことから、マリーのもとに蛇が集まるほどにメデューサ化、つまりアザミの姿に近づくのではないかと考えた。
(髪を長く描写したのは、アザミ化をわかりやすく描写したかったため。)
なお「シンタローがアザミをバケモノだっていって怒ったことがあったでしょう?」というセリフは、小説4巻「チルドレンレコードⅤ」の冒頭のシーンを参照している。
【没理由】
蛇が全て揃った状態のマリーの描写はされていないため、没というより保留。
アルキ
考察が天才すぎてヤバい
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